鶴ヶ島市で天山石(銀剛)の石塔が完成しました

鶴ヶ島市で墓地改修の折に九州の唐津で採掘される

天山石を使用した和型の石塔が完成しました。

上下蓮華が加工されたお墓です。

お施主様のご希望でこのような加工をすることになりました。

上の蓮華は蓮の花が咲いたものをイメージしています。

下の蓮華(帰り花)は水面に映つたものをイメージしています。

蓮華の花にのっている姿の仏像をイメージしています。

竿石には梵字のア字を彫刻することにより仏様(大日如来)を

お迎えしています。

梵字には金箔を貼ってより荘厳に祀れるようにいたしました

このお墓は蓮台に乗った仏様を表現しています。

仏様(阿弥陀仏など)とホトケ様(亡くなった人)を私たちは

同じようにホトケとしてお祀りをしています。

蓮華の部分です。

最近ではこの蓮華をつけるのは珍しくなっています。

先祖を荘厳に祀りたいというお施主様の願いであったので

それをかなえることができたことは良かったです。

併せて灯篭1対も天山石で作成いたしました。

同じ石材で作ると一体感があってとても良いと思います。

灯篭はなぜ設置するかというと、いつも明かりを灯していますという意味で

建ています。いつもお参りに行けないので灯篭を置きます。もちろん

蝋燭をこの中に立てて明かりを灯すことは良いことです。

 

戒名は墓誌でなく石塔の右側に彫刻しました。

これは大日如来のいる竿石に亡き人に戒名を彫刻することは大日如来に

抱かれて供養されるためです。

石塔の正面で手を合わせることは仏様を拝むと同時にホトケ様(先祖)を同時に

拝むことができる最良の方法だと思います。

墓誌も作らないので費用もその分安くできて、かつ先祖を正しく祀れることは

本当にありがたいことだと思います。

 

外柵の中は管理が簡単なように石張りの施工をおこなっています。

カロート(石室)の中は土になっているので、お骨を土に

返すことができます。

本来はお骨は母なる大地に返すのが一番良いと思います

そしてまた再生してもらうことがなによりだと思います。

大変お世話になりました。ありがとうございました。